2019.8.15 更新
先日アメリカ・ロサンゼルスにて開催されたE3にて、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)用ソフトとして発表されたファイアーエムブレムシリーズの最新作「ファイアーエムブレム 風花雪月(ふうかせつげつ)」
今回はこのFE風花雪月について、現時点で判明している要素と、公開された動画・公式サイト等を元に、読みとれる部分を徹底的に考察していきます。
ファイアーエムブレム 風花雪月について
2019年春発売予定とされ、据置型ゲーム機のFEとしては2007年発売のWii用ソフト「暁の女神」以来となり、およそ12年ぶりになります。
タイトルの「風花雪月」とは
まずはタイトルから見ていきます。
風花雪月(ふうかせつげつ)とは、自然の美しい風景や、そこから生じる情緒情趣を意味する中国語。日本語の花鳥風月に相当する。また、これから派生して以下のような意味でも使われる。なお、中国語では、日本の花鳥風月とは違い「美辞麗句にすぎないものごと」といった負のニュアンスを帯びる場合がある。
出典元:「風花雪月」フリー百科事典 ウィキペディア日本語版より
最終更新 2018年2月24日 (土) 12:17 URL: http://ja.wikipedia.org/
もとになっているのは中国語であり、日本語では花鳥風月(かちょうふうげつ)と同様の意味だそうです。
花鳥風月は美しい自然や風景、それらを重んじる風流を意味する四字熟語であることから、今作では「自然」的な要素がテーマになっていることが考えられます。
しかし上記のWikipediaからの引用文によると、風花雪月には「美辞麗句にすぎないものごと」という負の意味を持たせて使われる場合があるという点が気になるところ。
E3で公開された映像からもどことなくシリアスな雰囲気が感じられます。
ストーリー
今作ではフォドラと呼ばれる大地が舞台。動画内のセリフでも確認できますね。
また、フォドラで生活する多くの人々は、女神を信仰する「セイロス教」という教えに従い暮らしているようです。
冒頭の絵画
冒頭で登場する絵画のようなものに映る女性が、その女神さまなのでしょうか。
女神は天使を思わせるような翼を持ち、周りには竜が飛んでいる様子が描かれています。
中央には他の竜とは異なる大きな白い竜がいますね。
これはシリーズの重要な役割を持っている、竜人族「マムクート」が登場すると予想できます。
その下にはローブをまとい剣のようなものを持った人間と群衆も確認できます。
マップ
今作のマップは過去作品の「蒼炎の軌跡」「暁の女神」のような、3Dグラフィックで描かれているタイプのようです。
画面左上には「草地」と表示されており、これはステージの名称か、カーソルのあるマス目の環境タイプのどちらかでしょう。
画面左下にはキャラクターに関する情報が表示されており、
- 名前
- イラスト
- レベル
- HP(体力)
- 装備武器および、武器タイプを表すアイコン
- ユニットのドット絵?
といった要素が確認できます。
武器の左に表示されているドット絵はキャラ固有のものであるか、もしくは「剣士」「僧侶」「騎馬」といった、ユニットの兵種を表している可能性あり。
そして、各キャラの足元を囲う円の手前側には、太くゲージのようなものが表示されていますね。
敵キャラの足元にも表示されていますし、これはおそらくHPの簡易表示ではないかと。
※画像だとわかりにくいかもしれません。
そして、気になるのは自軍(青)のキャラと敵軍(赤)の各ユニットから伸びる赤い線ですが、戦闘に何らかの形で参加するユニットを表したものだと思います。
今作の戦闘では、複数のキャラクターが参加する仕様が確認できます。
過去作にも覚醒の「ダブル」、ifの「攻陣・防陣」といった、周囲のユニットが互いに影響し合うシステムがありましたね。
すでに確認できる事項として、
- 少なくとも3キャラが影響すること
- 敵にも適用されること(?)
- 敵味方ともに隣接していなくても発動すること
以上のことが分かります。
これらが戦闘にどう影響するのか非常に気になるポイントですね。
攻撃
敵の近くに移動して「攻撃」を選択したあとに表示されるステータスです。
「威力」「命中」「必殺」などの数値が確認でき、戦闘の参考にすることができます。
また、武器の横には「40」などの数値が確認できますが、これは武器の残り使用回数だと思います。
戦闘を行うごとに消費されていき、0になると壊れて使えなくなってしまいます。
「if」「Echoes」では廃止されましたが、今作では復活するのでしょう。
左上の「●←」みたいなアイコンは何でしょう、反撃のアイコンとかでしょうか...小声
戦闘
過去作と比較するとグラフィックもかなり向上し、臨場感が増しています。
キャラの後ろには兵士も確認できます。キャラが率いる部隊って扱いなのでしょうか。
これらは戦闘の臨場感アップのための演出なのか、はたまたダメージや必殺・命中等の数値に影響があるのかが気になります。
動画では変な奴も登場していましたね。ifのゴーレム的なものでしょうか。
新しいフェーズ
敵、味方ともに3キャラ+軍勢といった形で並んでいます。自軍を背後から見たカメラワークとなっており、今までには無かったものですね。
ここに表示されている3つのキャラクターというのが、先ほどのマップ画面で確認できた「赤い線」で結ばれていたキャラクターにあたると考えています。
また、メニューの中に「布陣」という新しいコマンドがありましたが、この「布陣」選択後の画面である可能性が高いです。
戦闘画面に移行する前の新しい工程が追加される可能性もありますね。
今作の戦闘において非常に重要な要素だと思いますが、詳細については続報に期待ですね。
登場キャラクター
多数のキャラクターが登場し仲間にする事ができるFEシリーズですが、現段階で名前が判明している主要キャラをご紹介します。
エーデルガルト=フォン=フレスベルグ
ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド
クロード=フォン=リーガン
まず驚いたのは、公式サイトにて公表されたキャラが全てフルネームで紹介されていたこと。
過去作品でも一部のキャラクターはフルネームが判明していましたが、基本的にいわゆる苗字はなく、名前だけというのがFEシリーズの基本でした。
作中でフルネームで登場したのは本当にわずかで、「蒼炎の軌跡」「暁の女神」に数名いる程度です。
「サナキ=キルシュ=オルティナ」「エリンシア=リデル=クリミア」「ジル=フィザット」など。他にもいたかな?
「○○家」「○○王国」の”○○”に当たる部分がファミリーネームの可能性もありますね。
「ロイ=フェレ」「ヘクトル=オスティア」「シグルド=シアルフィ」とか。
ロイの違和感すごい(「ロイ=○○=フェレ」みたいな可能性もありますね)
主人公
動画内に登場していた主人公と思わしきキャラクターの名前は判明していません。
ルフレ・カムイのような、デザインを調整できるアバタータイプの可能性もあります。
こちらも続報に期待しましょう。
キャラクターデザイン
キャラクターデザインを担当している方が、最近のFEではお馴染みのコザキユースケ氏でも、Echoesを担当した左氏でもないようです。
公表はされていないものの、公開されたイラストからファンの間では、過去にあの「うたプリ」のキャラデザを担当された、倉花千夏氏ではないかと噂されています。
キャラとの交流パート
戦闘と戦闘の合間には、主人公を自由に動かし、町を探索したり、キャラクターたちと交流などができるパートがあるようです。動画でも確認できますね。
ifの「マイキャッスル」のように、決められた拠点内を自由に移動できる仕様なのか、Echoesのようにストーリーが進行するごとに、ダンジョンや町で操作できるパートが存在するのかが気になるところ。
主題歌
ifの時と同様にボーカル付きの主題歌が存在するようです。E3の動画でも使用されていましたね。
曲名や歌手はまだ不明ですが、徐々に明らかになっていくでしょう。
結婚システムの有無、子世代は登場するのか
また、覚醒・ifのような「結婚システムは存在するのか」も気になるところです。
別の記事で最新作の結婚・子世代システムの有無について考察しています。
恋愛要素・結婚システムはあるのか。子世代は?-『ファイアーエムブレム風花雪月』 www.yuuu-nii.com
まとめ
タイトル「風花雪月」の意味や、新システムが導入されたことで戦闘がどのように変化するのかなど、まだまだ不明な点が多い今作。
最近では「シナリオがおもしろくない」という印象が付きがちなFEシリーズですが、今作ではそのマイナスイメージを払拭してくれるような良シナリオを期待してます!
あとはDLCは優良なものを...どうかお願いします。EchoesのようなDLCはやめて
「ファイアーエムブレム 風花雪月」の今後に注目です!
FE風花雪月のDLCについて発表がありました。
www.yuuu-nii.com
【Switch用追加コンテンツ】ファイアーエムブレム 風花雪月 エキスパンション・パス|オンラインコード版
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2019/07/25