2019.7.4 更新
今少しずつ進めている「ファイアーエムブレム ECHOESもう一人の英雄王」ですが、気がつけば発売から2か月がたってしまいました。全然進んでなくて焦ります。
さてこのFEエコーズですが、最近有料コンテンツの内容が過去作と比べてかなり酷いことになっている事に気がつきまました。
最新作FE風花雪月のDLCについて発表がありました。
【FE風花雪月】新作ファイアーエムブレムのDLC(エキスパンション・パス)の価格は高い?他ソフトと比較
過去作品の追加コンテンツ
ファイアーエムブレム覚醒
2012年4月19日にNintendo 3DSで発売された「ファイアーエムブレム覚醒」には全25個の追加シナリオが存在します。
内容としては第1シリーズ、第2シリーズに分けることができ、第1シリーズの最初のシナリオは無料配信もされていましたが、現在は全てのシナリオが有料配信になっているようです。
第1シリーズは本編に関係のない追加シナリオの配信であり、過去作品の英雄を仲間にする事が出来たり、経験値やアイテムを手に入れることができたりするものです。
第2シリーズは子世代(覚醒では主人公の世代=親世代と、その子供たちの子世代のキャラクターが登場します。)の前日譚に当たる追加シナリオの配信なども含まれます。
こちらは本編の内容に深く絡んでくる内容で、シリーズファンからすると本編に入れてほしかったというものが多いです。
ファイアーエムブレムif
こちら2015年6月25日に3DSで発売されました。if(もしも)がキーワードとなっている作品で「ファイアーエムブレムif白夜王国」「ファイアーエムブレムif暗夜王国」の2タイトル発売されており、第6章以降ストーリーの展開が大きく異なるうえ、若干難易度にも差がある仕様になっています。
白夜王国、暗夜王国どちらかを購入した人は、2000円でもう片方のシナリオを追加で購入することができます。
ストーリーはもちろん仲間にできるキャラクターも全く異なり、白夜王国をプレイすれば暗夜王国のキャラクターが敵として登場し、逆に暗夜王国をプレイすれば白夜王国のキャラクターが敵として登場します。
両方プレイした人は思い入れのあるキャラクターが敵として登場することもあるため、複雑な思いを抱くこととなります。
さらに第3のストーリー「透魔王国(インビジブルキングダム)」が存在し、価格は2000円で、ダウンロード配信のみとなっています。
透魔王国では白夜・暗夜で登場した、ほぼ全キャラクターを仲間にする事ができます。
そして極めつけはこの第3のストーリー「透魔王国」こそがいわゆるトゥルーエンドだということ。また追加コンテンツ扱いのため、透魔王国のみをプレイする事は不可能になっています。
つまり白夜王国・暗夜王国のストーリーはどこか不完全燃焼のまま終了し、3ルートすべてプレイしてようやく本当の意味でクリアする事ができる仕様なのです。
そして覚醒と同様に全20個の追加シナリオが存在します。こちらは本編とは関係のないシナリオと、経験値・特殊なアイテムと、特殊な兵種を入手することができます。
また今作からamiiboに対応しているのでアイク、マルス、ルキナ、ルフレの4体分のマップとそれぞれの追加ユニットが存在します。
覚醒よりも追加コンテンツの内容が充実したように感じられますね。
さて過去作品の追加コンテンツについての説明が長くなってしましましたがここからが本題です。
問題の新作「ファイアーエムブレム ECHOESもう一人の英雄王」
以下2017年6月19日現在の追加コンテンツです。
第1弾 戦士の旅立ちセット(セット価格:800円)
- 星の神殿:400円
- 悪漢とお宝と:300円
- 死者は眠らない:300円
序盤のストーリー進行を助けてくれるマップが収録されており、アイテムや経験値を何度も獲得することができます。
第2弾(セット価格:1000円)
- 星の神殿~深き場所~:500円
- 黄金の夢:400円
- 憤怒の葬列:400円
こちらも第1弾同様、銀貨やアイテム、経験値などを入手することができます。
解放軍の前日譚(各500円、セット2,000円)
- ソフィアの港の戦い
- 南の砦救出作戦
- 地下遺跡からの脱出
- ソフィア城防衛戦
前日譚に関してはもう当たり前なので語ることはないです。
そして個人的に気に食わなかったものがこちら↓
第3弾封印の祭壇(各200円、セット1,500円)
- 槍かざす騎士の祭壇
- 盾かつぐ巨人の祭壇
- 漆黒のカンムリドリの祭壇
- 闇まとう淑女の祭壇
- 高潔なる妖精王の祭壇
- 恐るべき戦鬼の祭壇
- 弓もち猛る巨象の祭壇
- 書を抱く賢者の祭壇
- 気高き王女の祭壇
- 大いなる覇者の祭壇
FEシリーズは基本的にキャラクター毎に兵種と呼ばれるものが決まっており、兵種にも「下級職」「上級職」と呼ばれるクラスが存在します。
一定のレベルに達すると「上位職」へとクラスチェンジできるようになります。いわばポケモンでいう、進化のようなシステムですね。
今作ではその上級職の上「最上級職」が用意されており、さらに強いキャラクターに育てることができます。
そしてこの追加コンテンツでは最上級職のさらに上...「オーバークラス」にクラスチェンジさせることができます。
この発表を見たときは正直熱が少し冷めてしまいました。
今までの「ストーリーで行き詰った時の救済処置」「本編とは関係のないイベント性の高いマップ」「ストーリーを補完するマップ」はまではよかった。
これらをダウンロードしない限り、どんなに頑張って育てても「オーバークラス」のキャラクターを超えることはできないというソシャゲのような形にされてしまったことが残念です。
オーバークラスのキャラを使用しなくてもストーリーはクリアできるので、これまで通り気にしないようにします。
第4弾「新たなる仲間」(各500円)
- 迷子の少女と風来坊
- 民の聖女と剣豪少女
そして第4弾でとうとうきてしまいました。仲間になるキャラクターの有料配信です。
これは正直、任天堂にはやってほしくありませんでしたね。オーバークラスのみならずキャラクターを有料で追加というのはショックです。
今までのシリーズではありえなかったことをやってくれる、そこに冷める、あきれルゥ
過去のFEシリーズのDLCの総額
- 覚醒
- 7,763円(税込)
- if
- 4,900円(税込)※
- エコーズ
- 5,800円(税込)
選ばなかったシナリオ(白夜/暗夜)、第3のシナリオ(インビジブルキングダム)の価格を含めると8,900円(税込)。
FEシリーズの追加コンテンツへの不快感
スマブラやゼルダのような発売後から開発が始まり、ゲームの幅や楽しみを広げる趣旨の追加コンテンツなら喜んで購入します。実際に購入しましたし、購入したくなるように感じます。
しかしFEの追加コンテンツは開発が全て完了していて、後だしで販売する「アンロック式」であり、なおかつシリーズを通して今までにない類のダウンロードコンテンツであるため、購入意欲がわきません。
覚醒、if、エコーズはどれも追加コンテンツは購入していません。今後購入するかと言われれば、おそらく購入するつもりはありません。
これはあくまで個人的な感想ということと、ゲーム事態の感想ではなく「追加コンテンツ」についての感じたことを書いたつもりです。
ゲームの内容でいえばシリーズ通して大好きですし、覚醒、if、エコーズ(未クリア)も面白いと思ってプレイしています。
しかし、追加コンテンツの存在がゲームに対する熱を冷ます原因になってしまっていることが悲しいです。
ifの時は「ポケモンの色違いのようなものでしょ!」と白夜、暗夜、透魔と全部やったんですけどね...。笑
こういった点やソシャゲ「FEヒーローズ」のガチャシステム導入といったことから、FEファンは任天堂に試されている気がします。
今後Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版最新作「ファイアーエムブレム風花雪月」の発売が控えていますが、ちょっとずつ不安要素が強くなってきているなと感じたゆうう兄でした。